安全プログラムの標準化PLCopen技術仕様書Safety Software

2.3.製造ラインにおける安全機能の例

安全機能の使い方の例として、以下の製造ラインを用います。

ハード・ワイヤードに対して、安全機能を実現するのにプログラマブル電子系(PES)の使用が最新の技術です。

PLCopenFBsは安全アプリケーションプログラムを容易に実現し、使用できることを以下に紹介します。

この製造ラインは以下の機能から構成されます。
1.集中制御盤、安全関係のファンクションブロックが動作する制御システムの中に安全関連の部分を含みます。
2.材料搬入部、この例では、特別な安全関連の機能は使われていません。ただし、製品と人の間を分離するためにミューティングのような安全機能が使えます。
3.材料切断部、手動制御において、両手コントロール安全機能(ユニットは機械の正面にある)は折り重ねたドアモニタシステム(機械上のドアに付属)に結合された状態で取り付けられています。
4.自動印刷ステーション、サービスアクセス(機械上のドアに付属)の場合に安全機能としてドア監視機能があります。
5.1番目の包装機、サービスアクセス(機械のドアに付属)の場合に安全機能としてのドア監視機能があります。時々手動操作を必要とします。この場合、作動すると安全停止を開始する有効な装置によって制御される安全限定の速度で、オペレータは機械を動かすことができます。
6.2番目の包装機、電気的検知保護設備(ESPE)によって保護されます。この場合はライトカーテンが使用されます。
7.パレタイジング機能、安全マットによって保護されます。この機能は、ESPE安全機能に結合されます。
8.パレットに載せている製品のホイルラッピングステーションおよび製造ラインの出口、このエリアはESPE安全機能といくつかの結合された光量ビームによって保護されます。

さらに、各部分は非常停止機能を持っています。
<つづく:次回は1月18日掲載予定>
(参考:http://www.plcopen‐japan.jp)
(筆者:廣前耕三PLCopenJapanSafety‐WG主査)

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG