オムロンが簡易電力ロガー向けCT発売 クランプ型、分岐タイプを追加

オムロンは、簡易電力ロガー「形ZN―CTX21」(標準価格3万円)向けの専用CT部(センサ部)として、標準タイプ・クランプ型CT「形ZN―CTS51―200A」(1万9800円)、同分岐タイプ・クランプ型CT「形ZN―CTM51―200A」(1万8000円)、分岐タイプ・分割型CT「形ZN―CTM11―□A」(8000円)、分岐ケーブル(5500円)を発売した。

同社は、一時的な電力量の確認や、常時電力計測している場所をより詳細に確認するため、簡単・手軽に電力量が把握できる簡易電力ロガーを8月に発売した。今回、より多くの配電方式に対応するため、簡易電力ロガー標準タイプ分割型CT(センサ部)に加え、クランプ型CT、分岐タイプCTを発売し、簡易電力ロガー本体も機能を強化した。

クランプ型CTはコンパクトタイプで、狭い場所や複雑な配線場所でも、電源線は片手でワンタッチで着脱可能。取り付け場所を選ばない。許容着脱回数は5000回で、短時間計測して取り外す場合や、消費電力の大きな装置を特定するための多くのポイントを計測する場合に最適である。

分岐タイプ専用CTは、多様な配電方式に対応可能で、簡易電力計測をグローバルにサポートする。

従来、簡易電力ロガーに接続可能なCTは1本だったが、分岐ケーブルと分岐タイプCTの組み合わせで最大3本のCTが接続できる。

これにより、電灯盤に広く用いられる単相3線式の簡易電力計測や、海外で普及している三相4線式の簡易電力計測にも対応する。さらに三相3線式の計測もCTを2本接続することで、三相不平衡時の計測に対応する。

一方、簡易電力ロガーは、単相3線、三相3線(CT2本)、三相4線の計測モードや、電力データの記録間隔を10倍速い100mS間隔で記録できる高速ロギングモード、装置の待機電力も計測できる0・3Aの微小電流計測可能な微小レンジ切り替え機能などを追加した。

さらにLAN対応により、ネットワーク経由で電力データのロギングが可能になった。

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