JWAAこまめに消灯、室温は28℃節電対策アンケート調査実施デマンド監視装置の導入も

配線資材メーカー・商社は「照明をこまめに消灯、室温は28℃に設定しクールビズで仕事」。日本配線資材工業会(JWAA、高橋信房会長)はこのほど、節電対策アンケート調査を実施したが、工夫しながら節電に取り組む各社の様子が伺える。

会員74社に「節電対策に対するアンケート」を実施、49社から回答を得た。

節電対策の実施では、39社(回答の80%)が昨年よりも強化し、昨年と同等が10社(同20%)。節電対策をしていない会社はゼロであった。電力使用量を15%、もしくはそれ以上を目標にしている会社は23社(同47%)に達している。

具体的な対策として、43社(同88%)が使用していないエリアの照明をこまめに消している。玄関や看板、自販機などの消灯も行われている。LED照明の一部・全部採用も13社(同26%)ある。

エアコンの設定温度を決めている会社は37社(同76%)。26社が28℃に設定し、28℃以上もある。また、40社(同82%)が使用していないエリアのエアコンを停止している。エアコンを控えて扇風機を使う、遮光カーテン、すだれ、ガラス窓に断熱フィルムを貼るなどの工夫をしている。「ゴーヤの苗を南相馬市から購入し空調低減に貢献」「エアコンの吹出し口に無動力ファン設置」「使用時間の制限」などの対策も。

その他の電気製品に対しては、39社(同80%)がPCの電源を切るかスタンバイモードにしている。さらに、コピーなどの事務機、温水便座、給湯器、電気ポット、コーヒーメーカーなどの電源を切っている。

クールビズは38社(同78%)が実施しており、来客への協力も要請。服装は32社(同65%)がスーツ・ネクタイなしと回答。ただし、スーパークールビズ(ポロシャツ・アロハ・サンダル)は21社(同43%)が反対。

節電啓発については、残業規制が最も多く17社(同35%)、次いで節電会議や節電パトロール実施、夏期休暇の長期化、サマータイム実施など。

その他の節電対策として、「デマンド監視装置による電力ピークカット」「エレベータ使用停止」「緑のカーテン実施」などがある。

JWAA事務局では、アンケート調査により「会員が節電対策へ積極的に行動していることが明らかになった。節電は原発問題、エネルギー問題を考える契機にもなる」と期待している。

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