豊富な機種で業民両分野に積極展開へ IDECΦ16ミリで38%の短胴化実現小形コントロールユニット発売

IDECは、省スペースとパネル前面のデザインに優れた新シリーズの小形コントロールユニット「φ16LBシリーズ」=写真=全1万7868機種と、アクセサリ/保守用部品32機種を発売した。標準価格740~3740円。初年度販売目標は40万個。

φ16ミリLBシリーズは従来シリーズ同様、パネル面から9ミリのボタン高さの標準ベゼルタイプに加え、高さ2ミリのフラッシュシルエットスイッチを完備。さらにパネル奥行きは業界最短胴で、配線作業が容易な分離構造を実現した。

バリエーションの豊富なベゼルを備えており、産業機器用途のほか、食品機械や医療・介護・健康機器といった小形機器分野など、業民の幅広い分野に導入を図っていく方針で、同社では2012年度に操作用スイッチの金額シェア60%獲得に向け、グローバル体制で積極的な拡販・営業を行っていく。

LBシリーズは、汎用LEDの専用化や接続方法・操作ユニットの改良で、従来タイプより38%の短胴化を図った。これにより、標準ベゼルタイプの奥行き寸法が業界最短胴クラスの27・9ミリ、さらにフラッシュシルエットタイプの奥行き寸法も業界最短胴クラスの34・7ミリを実現した。

操作部と接点部は分離形構造となっており、プリント基板配線によるワンボード化や、パネル取り付けと別工程でのハーネス加工作業など、配線作業の効率をアップした。

フラッシュシルエットの押ボタンや表示灯などのベゼル高さは2ミリと低く、パネル全体のイメージをシャープに引き締め、スタイリッシュなパネルを演出する。

フラッシュシルエットスイッチの取り付けピッチは、クラス最短の22・0ミリ(丸形・正角形1C/2C接点の場合)。標準ベゼルタイプと同ボタンサイズで、押しやすさも確保。

フラッシュシルエットでも、省スペースと操作性を確保した。

機種バリエーションは、押ボタンスイッチ/セレクタスイッチ/鍵付きセレクタスイッチに3C接点タイプを品ぞろえ。鍵付きセレクタスイッチは鍵ナンバー違い6種類まで対応可能で、板鍵の抜け位置も自由に指定可能。

さらに、フラッシュベゼルタイプは丸形・正角形・長角形の3形状に、黒色ベゼルとメタル調、スイッチガード付きを準備。照光押ボタンスイッチは乳白レンズに赤/緑/アンバー/青色LED球の組み合わせも可能で、豊富なバリエーションを誇る。

主な用途は、工作機械、計測器、食品機械、実装機、レーザー加工機、レーザーマーカー、検査装置、分析機器、無人搬送車、医療機器、介護機器、健康機器など。

なお、同社は従来のL6シリーズで前期60万個の販売実績を上げているが、LBシリーズ発売後も当面はL6シリーズを併売、順次LBシリーズに移行させていく方針で、LBシリーズの販売目標である40万個を純増させ、年間100万体制を目指す。

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