因幡電機産業環境システム事業スタートエネルギーモニタリングシステム展開で3年後売上げ100億円目指す

因幡電機産業は、4月1日付けでハウジング事業部を「環境システム事業部」に改称し、新たな取り組みを始めた。従来のハウジング事業部は主にハウスメーカーに向けマルチメディア情報配線システムや、エネルギーのモニタリングシステムなどを販売してきたが、環境システム事業部の発足に伴いエネルギーモニタリングシステムを中心に住宅分野のHEMSに加え、新しく店舗・ビルのBEMS、工場などのFEMSに向け、こうしたシステムの拡販を行い、3年後の2014年度3月期に売上高100億円を目指す。

同社のハウジング事業部はもともと電材分野のハウジング事業として12年前にスタート。主にハウスメーカーに向け、「Abaniact」(アバニアクト)ブランドによる「マルチメディア情報配線システム」などを展開してきた。

同システムは、全室をLAN配線でつなぎパソコンやテレビ、電話、ブルーレイ・レコーダ、ゲーム機などをホームネットワークでつなぐシステム。各部屋に情報コンセントがついており、こうした機器をLANで繋ぐことで、すべての機器同士が連携できる。

テレビがインターネットに接続できるのはもちろん、パソコンに保存したデジタルカメラ映像をリビングで観られたり、1階のレコーダで録画した映画が2階のテレビでも観られる。また、インターネットを通じ、外出先からの録画予約や、家と会社でデータを共有することも可能である。

システム構成は情報盤、情報コンセント、複合ケーブルなどで構成され、大手ハウスメーカー向けに販売されるなど、昨年だけで4万台の販売実績と、約60%のシェアを獲得している。

また、2年前からはエネルギーモニタリングシステム「AEMgrapher」(エムグラファー)の発売を開始。同システムは、電気のほかに水道、ガスの使用量やCO2換算が部屋ごとにモニタリングできる。一般家庭の平均消費量や前年同月比などで目標の設定が可能で、モニタリングのグラフを見るだけで、部屋ごとの電力を見張り、使い過ぎや消し忘れなどを防ぐことができる。すべての太陽光発電システムにも対応でき、売電量も見られる。

環境システム事業部では、同システムを店舗やビル、工場向けなど、BEMS、FEMS分野へ新しく拡販を行うほか、水道の流量を高精度の羽根車方式を採用しパルス信号で測定する高精度「アクアセンサー」の単体売りも行う。アクアセンサーは日本水道協会(JWWA)の承認品で、上水道の流量測定も可能。同社ではすでに、外部からも優秀な技術スタッフを採用、開発にあたっており、技術集団としての強みを発揮している。今後、HEMS分野では「アバニアクト」「エムグラファー」を全国のビルダーにも拡販する方針である。

さらに環境システム事業部を中心に、大手ハウスメーカー向けへ低価格の鉛蓄電池を採用したハイブリッドLED照明システムを納入しているほか、商用化に向けてリン酸鉄リチウムを採用した蓄電池の開発と拡販を行う方針。

前身のハウジング事業部は11年3月期に売り上げ53億円を上げていたが、産業分野、ビルダーへの拡販を行うことで、売上高100億円体制を確立する。

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