2011年わが社の経営戦略 社内の技術を結集し、市場に提案

今年は、当社が社内に有するトータルな技術を前面に出した営業的アピールを行っていく1年にする。

筐体事業を取り巻く事業環境は、システム化、グローバル化傾向を年々強めている中で、筐体単体での販売では価格競争になりがちである。

当社では、従来からもこうした販売の流れに対して、ラックソリューションとして、周辺機器、ソフトウェアも含めたシステム販売を強化してきた。

加えて、社内の関連事業と連携した営業活動を行ってきているが、今年はこの取り組みをさらに強めることになった。

IP遠隔監視、画像処理、セキュリティ、計測・制御などの社内に有する事業インフラを全社で統括した営業・サポート体制を確立することで、情報通信分野では、クラウドコンピューティング時代に重要になる大型データセンターや、省エネ・環境で注目のスマートグリッド関連などで需要を見込んだビジネスに取り組んでいく。

また産業ラックソリューション分野では、19インチラックシステムやバックプレーン、コンパクトPCI、VMEボードなどの品ぞろえを強化して、産業機器市場にワンストップで供給できる体制を確立する。カタログも市場分野別に編集し直して、具体的な内容を鮮明に打ち出した形で提案していきたい。

2011年3月期の売り上げは、大口のデータセンター受注が多かったことから、計画を若干上回る状況で推移している。

来期も、積極的な製品開発と営業展開を計画しており、2桁アップの売り上げが見込めそうだ。特に、熱対策では水冷技術で優れた提案ができるのが強みで、こうした関連製品も含め、1月から新製品を市場に投入していく予定である。

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