2011年わが社の経営戦略 独自のイノベーション展開

昨年は、当社を取り巻く市場環境が予想以上に回復し、リーマンショック以前よりも好調に推移している。国内案件も伸びているが、それ以上に海外からの受注が拡大している。今年も中国や東南アジア、さらに新興国を中心に需要が急拡大することが予想されるので、今年は生産体制のさらなる効率化を推進したい。スクラップアンドビルドが中心となるが、受注状況を見ながら、生産設備の増強も検討したい。

当社の受注が伸長している背景として、ここ数年、積極的に技術開発面、品質管理面、工場管理面などに取り組んでおり、こうした企業姿勢が顧客からの評価と信頼度向上に繋がったのではないか。

フロート、レベルスイッチ市場は、海外市場の伸びが著しく、特に中国、東南アジア地区の市場が急成長している。採用されている分野も自動車分野、工作機械分野、産業機器分野、オートメーションパーツなど、あらゆる産業分野でグローバルに拡大しており、海外の顧客からは現地で生産して欲しいという要望もあり、今後の検討課題になるだろう。

事業展開では、アッセンブルパーツ事業の拡大を図りたい。当社の製品は装置・機器のパーツとして機能しており、ユーザーと共同で製品開発するケースが多く、最近ではアッセンブルパーツが増えており、レベルスイッチやフロートを基本にこうした要求に応えていきたい。

メーカーは、効果的な生産体制を維持することが大事だが、市場の動向を読むことも重要である。常に次のステップやどう進むべきかを考えなくてはならない。当社が取り組んでいる製品は、今後も様々な可能性が広がる要素がある。技術革新に取り組み「理光独自のイノベーション」を展開していきたい。

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