JSIA ビジネスチャンスに真剣制御・情報システム技術セミナー開催

2010年11月24日

日本配電制御システム工業会(盛田豊一会長)制御・情報システム部会(田原博部会長)は19日午後、浜松町東京會舘で「制御・情報システム技術セミナー」を開催。話題のスマートグリッドと機械安全・設備診断がテーマだけに、参加の配電制御システム各社はビジネス拡大のヒントを掴もうと真剣に聞き入った。

スマートグリッドに関しては、オムロンと三菱電機、機械安全・設備診断では富士電機が講演した。

オムロン・スマートコミュニティ推進部長佐野仁彦氏は、「オムロンが考えるスマートグリッドとビジネスチャンス」をテーマに行い「問題が起こるところに商機がある。それは蓄電する制御技術で、電力制御と情報制御がある」とし、エネルギーの情報化の視点からビジネスを作り上げるという。スマートコミュニティについて、スマートハウス、スマートビル、スマート交通システム、スマートファクトリーの具体例を取り上げて、オムロンの方向を示した。

三菱電機・市場開発課配電制御エンジニアリングチーム配電制御技術担当課長大城尊士氏は「スマートグリッドの現状とエネルギーの見える化」を講演。社会、電力事業者、需要家のスマートグリッドのメリット、電力システムの日米の相違、日米のスマートグリッドの目的の違い、太陽光発電など新エネルギーの大量導入に伴う影響とその対応策などを分かり易く説明。また、三菱電機のスマートグリッド事業について、2020年以降の送配電網を想定した実証実験に触れながら、対応製品群、スマートメーターとエネルギーの見える化を解説。

機械安全・設備診断について、富士電機システムズ・制御・安全ソリューションセンター制御・安全システム第1部戸枝毅氏が「生産性と安全性を向上する新たなソリューション
設備カルテ@E・Terminal+Safetyの紹介」を講演。機械故障・事故の根幹要因の約6割が機械の開発、設計段階にあるとしたうえで、安全規格の最新動向など説明。生産性と安全性の両立を図る生産設備・制御システムを提案。安全PLC使用の制御盤、IEC60204対応制御盤の製作を例示した。また、機械・設備の稼働・安全監視システムとして操作表示器とPLC性能、専用コンテンツを一体化した新コンセプトのコンポーネント@E・Terminalを紹介。