分岐点

2010年11月17日

新潟県出身の経営者から新潟産の新米をいただいた。炊き上がった炊飯器の中を覗くと、湯気で幾重にも屈折した光りを放っており、艶のある米粒が立っている。崩れない。塩を塗して頬張ると、歯ごたえを感じる。日本の貿易自由化を拒んできたのは農業保護といわれるが、この美味さなら、外国でも高く売れる確信が持てた▼関税の壁は高い。韓国は来年7月以降、EUへの輸出品の大半で関税が撤廃される。例えば、韓国が乗用車を無税で輸出できるのに対し、日本からの場合は10%の税がかけられる。このような状態が続くなら、製造業は競争の公平化の益を得られず、ますます生産拠点を海外に移してしまう▼工場立地件数は、1989年には4000件…