三菱電機 太陽光発電システム事業強化国内外の販売ルートを拡大

三菱電機は太陽光発電システム事業強化に向けて、2010年度中に単結晶シリコン太陽電池モジュールを投入し、多結晶シリコンとの2系列で販売するとともに、販売ルートも国内外の電材住設、空調、FAルートでの取り扱いを拡大する。これにより、10年度の生産販売を従来比1・2倍の270MWまで伸ばすとともに、住宅用パワーコンデショナーの生産も同1・5倍の月産6000台体制に増強する。

太陽電池モジュールは、イニシャルコスト力の強い多結晶に加え、発電効率と省スペースの単結晶の2系列で多様なニーズに応える。

パワーコンデショナーも業界最高効率97・5%の住宅用に加え、諧調制御インバータ方式の業務用大容量タイプ(100kW)も今年10月に日本と北米で発売し、太陽電池モジュールとのシステム販売を強める。

販売体制は09年4月に設置した太陽光発電システム事業部を核にして、グループ内のあらゆる営業ネットワークを活用しながら、住宅から官公庁、電力会社、製造業、ビルなど幅広い領域の顧客に広げていく。

国内住宅用は、販売店数を09年度の8000店から10年度には1万店に拡大し、施工工事の有資格者も全国4カ所のテクノスクールで研修を行い、08年度の2000人から09年度は4倍の8000人に拡大しており、10年度はさらに倍増の1万6000人まで増やす。

同社ではセル・モジュールの生産能力で11年度以降の早期に600MW体制の確立を目指しているが、10年度中の270MWへの増強に向けて、中津川製作所飯田工場(長野県)の第2工場の建屋が2月に竣工した。今後、単結晶シリコン太陽電池セル製造設備を設置し、10年度中に生産を開始する。

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