不二電機工業 「製品戦略室」を新設次世代の開発をスピードアップ

不二電機工業は2月の新年度から、同社の今後の礎となる製品を育てていくことを目的に、社長直轄組織として「製品戦略室」を新設し、次世代に向けた製品づくりのスピードアップを図る。

製品戦略室は、同社の中期的な重点課題である重電機器市場への深耕、一般産業市場の開拓、海外市場の開拓に向け、市場の変化や新しいニーズへ機敏な対応を行うことで他社との差別化を図るとともに、将来中心となる製品・事業を育てていくことを目的として設立された。

すでに同社は、製品戦略室の前身とも言うべき「技術営業クロスファンクショナルチーム」において、数年前から次世代に向けた新しいアイテムづくり、製品づくりに取り組んでおり、確実な成果が現れていた。

今回、同チームを組織化し、新しいアイテム・製品づくりのさらなるスピードアップを図っていく。

現在、電気自動車や自然エネルギー関連に注目が集まっているが、同社では同戦略室を有効に機能・活用させるとともに、長年重電関連や電力関連、さらに鉄道車両関連で培ってきた製品技術を駆使し、例えばリニアモーターカーや地熱発電・風力発電といった分野などで、新しい製品づくりに取り組んでいく。

同社では、こうした戦略室の方針に素早く対応できるよう、今年11月に竣工する草津の新工場を制御用開閉器や補助リレー、既存の草津製作所を表示灯・表示器と電子応用機器、新旭工場を接続機器のそれぞれ専門工場にし機能を明確化させる。

また同時に、各工場の生産ラインの再構築を図り、自動化ラインを採用した生産能力アップとコストダウンを推進し、品質やコスト競争力の高い製品供給を加速させる方針である。

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