業界団体2010年の年頭所感 標準化や品質向上を推進

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は当工業会に格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。おかげさまで本工業会も、発足以来10年の節目を迎えることができました。これも偏えに関係業界、団体の皆様の温かいご支援と、ご協力のおかげと深く感謝いたしております。

さて、昨年7月には念願でありました一般社団法人キャビネット工業会として登記することができました。これを機に関係団体や官公庁との連携を図り、より公益性の高い活動ができればと考えております。

そのような中、本工業会におきましては、金属製キャビネットの品質維持、向上、標準化推進として、将来市場のグローバル化に対応。またJIS化も視野に入れ、現在ある規格CA100と国際規格IEC62208との整合、見直しを行っており、今期中には改定できる予定です。合成樹脂製ボックスについてはプラスチック特有の性質をご理解いただき、安全にご使用いただくための技術資料「合成樹脂製ボックス施工上の注意事項」をまとめました。トラブル事例として写真を入れて解説した、解りやすい資料になっています。また、日頃のお客様からの質問事項をまとめ、「合成樹脂製ボックスQ&A集」を作成、ホームページへの一般公開も準備中です。

キャビネット工業会を取り巻く環境は、米国に端を発した世界的な不況の中、公共投資や民間の設備投資の削減、住宅着工戸数の減少などきわめて厳しい状態にありますが、徐々にではありますが明るさも見えつつあります。キャビネット工業会の役割は、あらゆる産業の基盤となる電気設備のハウジングとしてのキャビネットを供給することであり、品質の維持、向上、標準化に一層努力してまいります。

環境対策も工業会として重要課題です。キャビネットの省資源、省施工、省エネルギー、長寿命等をキーワードとして捉え、そのための標準化や規格化の推進、PR、啓蒙活動を関係団体との連携も考えながら展開していきたいと考えております。

最後になりましたが、今後とも関係機関、団体の皆様には一層のご指導、ご鞭撻を賜ることをお願い申し上げますとともに、この1年のご多幸を祈念し、新春のご挨拶とさせていただきます。

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