1つ目の課題である「ヒューマンエラー」とは、「誤った手順で操作をした」とか「誤った数値を設定した」というような誤操作といわれるものである。誤操作原因の特定には「誰が、いつ、どのような操作を実施したのか?」、「その操作はそのオペレータに与えられた権限範囲内での操作なのか?」などの確認作業が必要だが、多くの設備・装置ではその内容を確認できる仕組みはなく、原因の特定ができない状況にあるのではないだろうか?
これらを解決するためには、オペレータへの操作ログが必要になり、併せてオペレータに応じた操作権限が必要になってくる。これらの情報をしっかり管理し、誤操作防止へとつなげる改善活動が不可欠である。