三菱電機は、次世代パワー半導体材料として期待されているSiC(炭化ケイ素)デバイスを適用した定格1200V/75Aのパワーモジュールを開発した。出力5kWの太陽光発電システム向けパワーコンディショナで国内最高の電力変換効率98・0%を実証し
た。
また、電力を制御するトランジスタにはSiC―MOSFETを、ダイオードにはSiC―SBDを適用しており、SiCデバイスの高速動作特性を活かしたスイッチング損失を低減する。
高耐圧特性を活かした導通損失の低減により、Siデバイスのパワーモジュールに比べ、5kW定格出力時の損失を半減できる。