京セラは、優れた硬化性能と世界最小クラスの小型化を両立した空冷式UV LED光源「G7Aシリーズ」を発売した。
近年、UV硬化用光源には消費電力削減によるCO2抑制、オゾン発生抑制による環境配慮、水銀規制対応に加え、製造現場ではさらなる省スペース化に向けた小型で高硬化性能を持つ光源が求められていた。
それに対し同製品は、放熱性に優れたセラミック基板とヒートシンクを含むモジュール放熱設計により、空冷式UV LED光源で世界最高クラスの照度20W/平方センチメートル、積算光量400mJ/平方センチメートル(50m/min時)を達成し、水冷式に匹敵する高速硬化性をコンパクトサイズで実現。従来製品と比較して設置面積を62パーセント削減、高さを10パーセント低減し、世界最小クラスのサイズ(W120×D52×H151mm)を実現しながら、照射窓サイズは30mmを確保し高い硬化性能を維持する。120mm単位のユニット構造を採用し、最小120mmから最大2400mmまでの照射幅にカスタマイズ可能で、約30mm単位での照射制御も行える。
さらに、LED温度やLED電流、ファン動作時間、累積照射時間などのモニタリング機能を備え、UV LED光源の異常検知やエラー出力、フィルター交換時期、LED寿命通知も可能で、システムの安定稼働に貢献する