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リガク、山梨県北杜市の山梨工場の新棟竣工で生産能力を約2倍に増強

リガクは、主力生産拠点である山梨工場(山梨県)に新たな製造棟を竣工した。新棟の完成により、山梨工場の延床面積は従来の約8500平方メートルから約23000平方メートルへと約2.7倍に大幅に拡大。これにより、X線分析装置の製造キャパシティ(台数ベース)を2027年までに約2倍へ引き上げる計画だ。
今回の増築は、半導体・電子部品、電池・電池材料、ライフサイエンスといった成長分野向けの多目的X線分析装置の安定供給体制強化と、リガク製品全体を支える要素部品の生産能力向上を目的としている。これまで山梨と東京に分散していたX線回折装置の製造・組立・出荷工程を山梨工場に集約し、業務効率と高品質な装置の安定供給を目指す。
新棟はCO₂排出量削減に配慮した工法を採用し、高効率な設備や太陽光発電を導入することで、環境負荷を低減した「自然共生工場」として稼働する。新棟の稼働開始は2025年6月初旬を予定している。

https://rigaku-holdings.com/news/corporate/2025-05-23/post-1590

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