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ロボット受注額、1~3月期は前年比32.2%増 電子部品実装機が回復牽引 日本ロボット工業会

日本ロボット工業会が発表した2025年1~3月期の「マニピュレータ、ロボット統計 受注・生産・出荷実績」(会員ベース)によると、受注額は前年同期比32.2%増の2091億円となり、3四半期連続で増加した。電子部品実装機が引き続き強い回復を示したほか、垂直多関節ロボットを中心とするマニピュレーティングロボットも同様となり、受注台数も同23.3%増の4万5432台と3四半期連続で増加した。
生産額は同22.2%増の1986億円と2四半期連続で増加し、生産台数は同14.8%増の4万4022台となり、9四半期ぶりに増加に転じた。
総出荷額は同16.5%増の2018億円(総出荷台数は同10.2%増の4万4688台)と8四半期ぶりの増加となった。
国内出荷は、金額ベースでは同2.3%増の542億円と3四半期連続で増加したが、台数ベースでは同5.6%減の1万159台と3四半期ぶりに減少。スポット溶接用や半導体用が大きく増加した一方、アーク溶接用が大きく減少した。
輸出は好調で、金額で同22.8%増の1476億円、台数で同16.0%増の3万4529台と8四半期連続の増加。アジア向けが中国を中心に増加し、特に電子部品実装用は1年を通して前年同期を上回った。北米向けもマテリアルハンドリング用や溶接用を中心に増加に転じたが、欧州向けは低調が続いている。

https://www.jara.jp/data/press/2025/250425.html