日立ハイテクは、体外診断・分子診断に関わる製品の開発・生産能力強化をめざし、茨城県ひたちなか市足崎に新たに工場を建設する。
同社は体外診断市場において、血液などの検体を分析し疾病の診断をサポートする生化学・免疫分析装置などをグローバルに提供し、今後のさらなる需要拡大に対応し、新たな注力領域である分子診断関連装置の開発・製造を進めるため新工場を建設する。
2025年1月の稼働開始に向け、既存建屋の改築を行い、製造・製品検査の自動化推進や、市場変動への柔軟な対応を実現する生産管理システムの導入など、生産効率化にも取り組んでいく。また、日立ハイテクは2027年度までに全事業所(ファクトリー・オフィス)でのカーボンニュートラル達成を目標に掲げており、新工場においてもさまざまな環境施策を導入し、脱炭素社会の実現をめざす。敷地面積は約9万2900平方メートル。