当社は、「FAパソコン」や「ボックスコンピュータ®」と並んで、HMI端末の省スペース化に貢献するタッチパネル液晶ディスプレイ一体型の組み込み用パソコン「パネルコンピュータ」にも力を入れており、2010年4月1日(予定)から、新シリーズ「パネルコンピュータ PT955シリーズ」の提供を開始する。 「パネルコンピュータ PT955シリーズ」は2009年4月に出荷開始した「ボックスコンピュータ® BX955シリーズ」の開発資産をベースに、パネルコンピュータとして抜本的な設計の見直しを行い、信頼性はそのままに当社従来製品比で約60%の低価格化を実現した。 またCPUにインテルAtomプロセッサ N270(1.60GHz)、LCDにLEDバックライトを採用するなどで従来製品から消費電力を約30%削減、筐体サイズも従来製品から約40%スリム化し、ファンレスで奥行き43.8ミリを実現している。 画面サイズで12.1型(解像度1024×768)と15型(解像度1024×768)の2タイプ、設置方法でパネルマウントとオープンフレームの2タイプの4モデルを用意、OSは4モデル共にWindows系組み込み用OSであるWindowsEmbeddedStandard、ストレージには2GB CFカード(産業用、FixedDisk仕様)を採用、完全スピンドルレスを実現し、耐久性・信頼性・メンテナンス性を高め、不要な書き込みを制限するOSのEWF機能で懸念されるCFカードの寿命・信頼性も高めている。 「パネルコンピュータ」は、生産ラインのHMI端末や操作パネル、FAコントローラ、情報KIOSK端末などの用途で利用いただいているが、今後は、機能面での充実に加えて、さらなる省スペース化、省エネルギー化が必要であるが、これを当社が産業用パソコンメーカーとして具現化したのが「パネルコンピュータ PT955シリーズ」である。