東芝デバイス＆ストレージは、産業用機器のPLCなどで使われるモーター、ソレノイド、ランプなどの誘導性負荷の駆動を制御するインテリジェントパワーデバイス2品種（8チャネルハイサイドスイッチ「TPD2015FN」、8チャネルローサイドスイッチ「TPD2017FN」）を発売した。
同製品は、アナログ素子混載プロセス（BiCD）を採用し、出力段のオン抵抗を標準0.4Ωと、従来製品と比べ1/2以下へ低減。サイズも従来製品のSSOP24パッケージと比べて実装面積を約71%に削減、高さを約80%に低減し、ピン間ピッチを0.65mmに短縮した小型SSOP30パッケージに搭載し、機器の低損失と小型化に有効。過電流保護回路と過熱保護回路を内蔵し、機器の信頼性向上にも効果的。
最大動作温度も、従来製品の85℃に対して同製品は110℃と高く、より高温度状況での使用に適している。
PLCやNC工作機械、インバーター・サーボ、IO-Link制御機器などへの搭載を想定している。
