素材メーカーのADEKAは、子会社となるADEKAKOREACORPの韓国全羅北道完州郡の全州第二工場で、23億円を投資して先端半導体メモリ向け高誘電材料「アデカオルセラ」シリーズの生産能力を増強する。
半導体市場は2030年に1兆ドル規模に成長すると見込まれ、なかでもDRAMは微細化が進行しており、これを下支えする先端半導体材料の安定供給が鍵を握るとされている。
これに対し同社は、高誘電材料「アデカオルセラ」シリーズを提供し、2021年にADEKAKOREACORP.全州第二工場内に一貫生産体制を構築するなど、先端製品を迅速かつ安定的に供給するための取り組みを推進している。今回の生産能力増強はその一環となる。