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大震災の影響も解消 提案営業 高品位制御を顧客別に実現メーカー各社が強化

温度管理はセンサーで計測し、調節器で制御演算し、アクチュエータで出力する制御系のループ。そのため温度管理でも「計測」「制御」「監視」は三位一体で構成されており、最適な機種選定が必要である。このところ温度調節器(計)メーカー各社は、高品質な温度制御を、顧客別に実現するソリューション提案型営業を強化している。

温度調節器(計)だけでなく、熱電対・白金測温抵抗体・温湿度センサーなどの入力機器、ソリッドリレー・電力調整器・サイクルコントローラの出力機器、ソフトウェア・各種警報器などの周辺機器もそろえながら、用途に最適な温度制御を提供している。また、汎用タイプでありながら、高機能な温調ニーズに応えるため、アナログ入力タイプや三相ヒータ断熱検出機能などを搭載し、圧力、流量、レベル、湿度、重量など、温度以外の制御にも使用できるタイプも伸長している。

このほか、配線作業の効率化を図るため、欧州タイプの圧着端子レス端子台を搭載するメーカーも増えている。
グローバル化進む

温度調節器(計)市場は、今後もますますグローバル化が進むものと思われる。温度調節器(計)各社はグローバルな販売網構築と、海外での展示会出展などで、市場への浸透活動を強めている。製品の精度向上に向け、温度調節器(計)の果たす役割はますます広がっており、市場のさらなる飛躍が期待されている。