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KTC、ものづくりの現場をインターネットとつなげる「TRASAS(トレサス)」シリーズを発売

作業工具メーカーの京都機械工具(KTC、京都府久世郡)は、「TRASAS(トレサス)」シリーズをリリースします。

ものづくりの現場や工場のインフラ整備など多様な業界で安全に対する社会的要求が高まっています。さらに作業従事者の多様化や働き方改革実現のため、「作業の効率化」も求められています。

そうしたことを背景に、KTCは曖昧な「作業」から脱却し、作業の履歴を自動的に「記録・管理・分析」する「TRASAS」シリーズをリリースいたします。「TRASAS」は「TRAceability Sensing and Analysis System」の意で、工具や測定具にセンシングの要素を取り込み、その測定データをデバイスに送信できるシステムです。作業の履歴を自動的に「記録・管理・分析」し、すべての人に「安全」「快適」「能率・効率」を提供します。

「TRASAS」シリーズは、ハードウェアである測定具+作業支援デバイス+システムソフトウェアからなり、測定具で測定したデータを無線でシステムソフトウェアへ転送。スマートグラスでのトルク値確認、RFIDタグ付きボルトの使用による締結ボルトの自動認識など多様なIoT技術を用い、産業の現場をインターネットとつなげ、より安全で、確かな作業管理を実現します。

製品の第一弾として、既存の工具に装着することで、作業トレーサビリティを可能にする「トルクル」シリーズ、自動車整備工場の点検・記録業務における工場全体の「安全」「快適」「能率・効率」を向上させる「TRASAS for AUTO」シリーズをリリース、今回、「TRASAS」シリーズのコンセプトモデルを設計製造ソリューション展(2018年6月20~22日)で発表いたします。

これからも、KTCは「安全」「快適」「能率・効率」を製品開発のキーワードとして、あらゆる現場の課題に応えるために、「TRASASシリーズ」を展開してまいります。

▲トルクルとタブレット端末

▲トルクルと工具の組み合わせ

▲使用状態

参考:京都機械工具「KTC ものづくりの現場をインターネットとつなげる『TRASAS(トレサス)』シリーズを発売」