オートメーション新聞N0.403を発行!24年度のFA・制御機器市場まとめや主要各社の24年度決算など掲載中

躍進するFA・制御機器流通商社 因幡電機産業吉田益巳常務取締役 Webビジネスを強化

因幡電機産業は、商社機能、メーカー機能、開発機能の3つの機能を併せ持ち、システム提案から開発・設計、カスタマイズ、サポートまでをトータルソリューションとして提供している。

FA分野では、デバイス・制御・情報レベルまでのシステム構築を可能としており、現場密着の強みを生かしたFEMS(生産・品質・省エネ管理)、節電対策などのBEMSの構築へ繋げている。電子分野では専門のSE部隊を配し、輸入製品からシステム提案まで様々なソリューションを展開している。

同社では下期の重点戦略として、Webビジネスを強化している。産業用LCDモジュールの総合技術サイトや、外観検査・画像検査の専門サイトなど関連サイトを立ち上げ、顧客の課題を吸い上げると同時に、それらに対する最適なソリューション展開を行っている。

画像検査技術の応用では、血液検査装置や血液データ照合システムなどで特許を取得し、病院など医療施設への販売を開始している。こうしたサイトには全国から問い合わせがあり、トータル的なソリューションを活かすスキルアップに繋がっている。

環境ビジネスでは、高い安全性と急速充電を実現したリチウムイオン蓄電池が、経済産業省のリチウムイオン蓄電池導入促進のための補助対象機器に採択された。さらに、HEMSである「エムグラファー」は同省のHEMS導入促進の補助対象機器に採択されており、同社では顧客に向け最適な節電システムの導入支援や、補助金活用の提案を活発化させている。

(http://www.e‐inaba.ne.jp)