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インバータとコンバータ機能富士電が分離、製品化 スタックタイプ

富士電機は、高性能ベクトル制御形インバータ「FRENIC―VGシリーズ」スタックタイプと、PWMコンバータ「RHC―Dシリーズ」スタックタイプを発売した。10月にはダイオード整流器「RHD―Dシリーズ」スタックタイプも発売する。設備の省スペース化、設置や交換作業の容易化のニーズに対応するため、インバータ機能とコンバータ機能を分離、製品化した。

インバータ「FRENIC―VGシリーズ」スタックタイプは、最大3000kWまでの対応ができ、設備容量に合わせてインバータとコンバータの最適な組み合わせが可能である。また、回生エネルギーはPWMコンバータを通して同系統内に有効活用できるため省エネに貢献。

そのほか(1)トラブル時でも継続運転が可能(2)スライドしてインバータ盤に組み込むことが可能で、設置やメンテナンスが容易。132kW以上は交換が容易なキャスター付き(3)国際規格の安全機能を搭載―などが特徴である。

主な用途は港湾クレーン、鉄鋼プラント、大容量ファン・ポンプなど。3年後に30億円の販売を計画。

主な仕様は次の通り。

▽定格電圧=3相400V▽インバータスタックタイプ容量=単機30~315kW・相別630~800kW▽PWMコンバータスタックタイプ容量=単機132~800kW・相別630~800kW。