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中央無線電機 「新商材・市場開拓に全力」 藤木正則代表取締役社長

2016年4月期の売り上げは、前年度比5%増で推移している。

年明けから景気への不安な要素が聞かれ、この先の動向が非常に気になるが、今期はこのままで推移し、来期以降につながってくれることを期待している。

商社として常に新しい商材、新しい市場の開拓を進めているが、今年もこの姿勢を強めながら取り組んでいく。

FA商材のひとつとして注力しているパナソニックデバイスSUNXのレーザーマーカーは、新しい顧客開拓につながる効果を発揮している。レーザーマーカーはマーキングだけでなく、ケーブルの被覆や袋の微細な穴開けなどにもアプリケーションが広がり、搬送系やXYテーブル、画像検査装置などの周辺機器も一体で必要になってくることが多いことから、付加価値販売にもつながる。

同時に、この販売で開設できた顧客との口座で、他の商品拡販にもつながるきっかけにもなって、相乗的な成果を生み出している。

また、少子高齢化や人件費上昇などからロボットの需要も増えている。各営業所に担当を配置しながら、こうした市場の開拓にも対応していけるようにしたい。

新商材の発掘はなかなか大変であり、市場への浸透にも時間がかかるが、継続して取り組んでいくことで社員のやる気にもつながってくる。

昨年、埼玉県川口市に営業所を開設し、また東京・秋葉原地区での共同配送の開始などで営業面での活性化とコストダウンの効果が生まれつつある。

社員を増員し営業・技術面の強化を進めているが、今年も新規顧客開拓を行う営業開発社員とうまく連携を取りながら新市場、新商材開拓への取り組みを強めていく考えである。