日本モレックス(神奈川県大和市深見東1-5-4、TEL046-261-4500、梶純一社長)は、高い放射効率と省スペース性を実現し、堅強な取り付け機構を特徴とする平衡伝送機能付き「2.4/5GHz Wi-Fi PCBアンテナ」を発売した。
新製品は、小型設計(40.95×9ミリ)で省スペース性と、デバイス筺体への確実な取り付けを特徴とするPCBアンテナ。両側面に2カ所の取り付け穴が備えられており、ナットねじでPCBに固定することでデバイス筺体への確実な設置が可能。また、ダイポール式であり、ケーブル長にかかわらず接続中は常に平衡伝送を実現できる。
最小全効率が80%(2.4GHz帯域)、および70%(5GHz帯域)の高いアンテナ放射性能となっている。
そのほか、小型同軸ケーブルは50~300ミリの幅広いケーブル長から選択でき、接続性の拡張による設計柔軟性を最大化できる。
Wi-Fi機器や無線LANなどのテレコミュニケーション/ネットワーク製品をはじめ、M2M通信やスマートメーター、2.4GHz ZigBee IEEE 802.15.4機器、2.4/5GHz ISMバンドシステムやワイヤレスデバイスなどの産業機器、カメラやパーソナルナビ、ワイヤレスインターネットテレビなどの民生機器、遠隔治療や遠隔医療などに用いられる医療機器、Bluetooth機器やインフォテイメントシステムなどの自動車用途といった幅広い産業分野に適している。