JECA FAIR 2026 製品コンクール 出展52社が自慢の製品・技術を競う 電気保安の効率化や安全性向上へ

5月29日から東京ビッグサイトで開催される「JECA FAIR 2026 電設工業展」では、イベントの目玉のひとつとして、出展各社が優れた製品・技術を持ち寄って競う「製品コンクール」がある。電気保安の効率化や省エネ、人手不足や作業効率改善など、さまざまな切り口の便利ツールを見ることができ、お目当てのブースや製品以外に、どんな製品が出ているのか、どこを回ろうかと検討する時のヒントにもなる。

優秀製品には国交相、経産省、環境省の各大臣賞を授与

JECA FAIR 製品コンクールは、電気設備に関わる資材・機材の進歩と改良を促進し、電気設備技術の向上と電気保安の一層の確保の実現を目的として開催されるイベントで、今回で65回目となる。出展者が事前に応募した出展品を審査委員会が評価し、優秀な製品には、国土交通大臣賞、経済産業大臣賞、環境大臣賞が授与される。技術的観点と社会的貢献度、着想、将来性や市場性等を評価ポイントとしている。
前回2025年の受賞製品は、国土交通大臣賞が三菱電機「ブレーカ端子カバー形電力計測ユニット」。既設のブレーカにカチッとワンタッチで取り付けるだけで電力計測機能のない盤でも電力計測ができるようになるユニット。経済産業大臣賞は、共立電気計器の3Pブレーカ端子用アダプタ「KEW8331」。ブレーカ端子での電圧測定時などの際、ワンタッチで安全・確実に取り付けができるアダプタ。環境大臣賞は、河村電器産業の「分散エネルギー最適制御プラットフォーム」。高圧受電設備(キュービクル)とパワーコンディショナー、蓄電池などを組み合わせて一体型のプラットフォームとして提供し、設備全体のエネルギーをクラウドから統合管理できるもの。いずれも効率的で作業性が高く、手間をかけずにやりたいことを実現できる製品となっている。

参加52社中、初参加は11社

今回2026年の製品コンクールは、前回から1社増えて52社が参加。会期中には8ホールに「製品コンクール紹介コーナー」が設けられ、参加の全製品をパネルで紹介。また5月13日からは、JECA FAIR 2026公式サイト(https://www.jecafair.jp/)でも、「注目の製品」として掲出され、会期前からチェックすることができる。
今回、製品コンクールへの初参加は11社。JECA FAIR自体への新規参加が4社、製品コンクールへの新規参加が7社となっている。
JECA FAIR・製品コンクールへの新規参加4社とその参加製品について、アサヒ産業「マルチGRID」は、超強力ポリエステル製の養生網で、現場の侵入防止や安全対策用の金網に代わる仮設資材。NECマグナスコミュニケーションズ「絶縁監視システム Maculus」は、ビルや工場等の低圧電路の絶縁状態を常時監視し、絶縁劣化を検出した際にメールで通知するシステム。ユタカ電業「シナジーダクト」は、軽くて強く、すぐ使える樹脂製ケーブルダクトで、運搬と作業時間50%削減できるとしている。横河計測「リーククランプてスタ 30032B」は、Bluetooth通信によりスマホやタブレットに測定値を転送でき、漏電点検作業の効率改善ができる現場測定器となっている。
製品コンクールへの新規参加7社と参加製品は、アンドパッド「ANDPAD図面 性能検査機能」は、図面の自動読み取りと測定データの自動入力により煩雑な検査業務を効率化する。三桂製作所「環境配慮/高難燃プリカチューブ PEC」は、塩化ビニル不使用の新たな環境にやさしい被覆素材の保護管。住電HSTケーブル「Cable-i」は、銅価格の高騰するなか盗難を防ぐケーブル監視システム。高田製作所「小型 100A 電源切替開閉器 TGM-L」は、ホーム分電盤に入るサイズのマグネット切替器。TERADA「シャッター付抜け止め OA タップ SHY・SLT シリーズ」は、未使用時のコンセント口への埃や砂などの異物の侵入を防止できる防塵シャッター付のOAタップ。NIPエンジニアリング「ハゼ式折板屋根用金物 ニッピハゼキャッチャー」は、銅線銅帯アルミ線アルミ帯など多種多様な部材を強固に取り付けられる導体取付金物。マクセルイズミ「電動機械式工具nano18」は、軽くて小さくて扱いやすい電動機械式の圧着工具となっている。
このほか主な参加企業と製品について、不二電機工業は、CT機能を端子台に内蔵し、電流計測機能を持たせた「電流計測端子台CTS形」、因幡電機産業は、電源・バッテリー・保冷剤すべていらず、気化熱で冷却する「注水式冷却ベスト BODYCOOL SMART-X」、内外電機は「省施工分電盤」、日東工業は、盤の熱環境を監視して保全を効率化するIoTサービス「CABIoT IoT301」、日立産機システムは、R相とT相に取り付ける2つの変流器をケースに収納したユニット形の変流器「CTUシリーズ」で参加している。
受賞製品は、5月半ばの製品説明会と審査委員会、会期中の会場審査、会期後の2回目の審査委員会を経て、6月12日に発表される。7月8日には表彰式も予定している。

https://www.jecafair.jp

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