過去や歴史に囚われるな 社会とお客様に合わせることこそ重要なのだ

本号がオートメーション新聞の紙媒体での最終号となる。1976年に前身のオートメレビューから数えて50年、2014年にオートメーション新聞に鞍替えしてからもずっと紙媒体として発行してきた。いまその幕を閉じる。感慨深さと同時に、新たな出発に身が引き締まる。
紙媒体から電子媒体へと転換する。周りからはよくその決断ができたねと言われるが、未来に進むためには必要なことだった。50年前の創刊当時は、情報発信の手段は主に紙媒体しかなく、それが最も有効な手段だったから紙媒体での発行を選んだのだろう。当然のことだ。しかし今は時代が変わった。紙媒体に加え、WEBページ、電子ブック、動画、音声ポッドキャストなど媒体の種類が増え、さらにショートやロング、活字、イラスト、マンガなど表現方法も多様化している。やりたいことに適した媒体を選べるようになり、読者や視聴者も選べるようになった。そうした環境のなかで今に固執し続けるのは大きなリスクになる。周囲に合わせて変わっていく必要があったのだ。
過去や積み重ねてきた歴史は大事だ。しかし、それらは、自らのプライドを満足させるためのものではなく、ましてや思い出話をするためのものではない。未来へ進むための糧として使わなければいけないものなのだ。紙媒体は当社の過去であり、歴史であり、資産なのだ。これを有効に使うことが未来へとつながる。
FA業界も転換期を迎え、大きく変わっている。過去や歴史は大切だが、それに囚われてはいけない。固執せず、社会やお客様のニーズに合わせていく。そうすることで未来は開かれるのだ。

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