- FA業界・企業トピックス
- 2022年5月18日
OKI、「工場におけるセンサーデータ収集の実態と、無線化・省配線のニーズ」調査 配線作業の手間と、無線通信の不安定さがネックに 信頼できる無線があれば大歓迎

OKIは、工場DXの実現を阻む障壁を明らかにするため、「工場におけるセンサーデータ収集の実態と、無線化・省配線のニーズ」に関する調査を実施した。調査は、12月に製造業の生産技術や設備管理部門の現場担当者1003人を対象に行われ、データを収集するためのセンサ設置と配線作業の手間がデータ収集環境の構築を妨げとなっていて、障害物の多い工場内でも安定して通信できる無線技術が望まれていることが分かった。
はじめに、工場で常時監視が必要なデータは何か尋ねたところ、「電力量」(42.7%)、「設備稼働状況」(38.8%)、「ガス・水使用量」(33.8%)と上位を占め、エネルギー関連データの常時把握を最優先している。
続いて工場のIoTやDXに向けた課題では、「導入コストが高い」(50.1%)、「社内にノウハウがない」(38.3%)、「費用対効果の説明が難しい」(32.6%)となり、コストとノウハウが足踏みの原因となっている。
実際に工場内のデータ収集の現状について、どのようにデータ収集を行なっているかについては、「人手による巡回での記録」(57.0%)、「有線センサー」(41.0%)、「無線センサー(Wi-Fi)」(33.5%)と続き、データの重要性は理解されつつも、人手中心で、収集の自動化は一部にとどまっている状況。
現在のデータ収集方法では不十分と感じている点については、「レイアウト変更時の再配線が手間」(47.5%)、「配線工事が大変」(37.6%)、「測定ポイントの追加が難しい」(36.1%)とし、有線中心では柔軟な設置・運用が難しく、配線に起因する課題が大きな負担となっている。
工場内での無線活用について、トラブルの有無を聞いたところ、トラブルが「よくある」&「たまにある」の合計で85%を超え、ほとんどの人がトラブルを経験。無線化に求める要件については「障害物に強い」(46.8%)、「干渉が少ない」(44.0%)、「多数のセンサーを接続できる」(35.7%)とし、もし通信品質が高ければ無線を活用したいかという意向については「とても活用してみたい」「やや活用してみたい」の合計で77.1%となり、通信品質さえ担保されれば無線を使いたいという層が多くいることが分かった。
遮蔽物に強く、通信品質の高い920MHz帯無線については、「よく知っている」「やや知っている」でちょうど50%で、決して認知度が高くなく、知らない人が多かった。
まとめとして、工場の高度化のためには、運用を見据えた環境整備が不可欠で、単にITツールを導入するだけでなく、配線作業の手間を解消し、測定ポイントを容易に増設できる「無線化・省配線」のインフラ構築が求められている。しかし現状の無線ネットワークは信頼性・安定性に懸念が残り、今後、930MHz帯の使用を含めて、安定した高品質の無線通信の認知と普及が鍵を握る。
https://www.oki.com/jp/showroom/virtual/action/SmartHop_survey.html
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