横河電機、サウジアラムコのガスプラントに複数の自律制御AIを導入 運用最適化に成功
横河電機は、サウジアラムコのファディリ・ガスプラント(Fadhili Gas Plant)において、産業用の自律制御AIソリューションを導入した。複数の自律制御AI(強化学習AIアルゴリズム FKDPP)がAIエージェントとして相互に連携し、酸性ガス除去(AGR)ユニットの運転を直接、最適に制御する歴史的なマイルストーンを達成した。
同ソリューションは、まずプラントのシミュレータ上でAIが導き出す制御モデルの信頼性と妥当性を評価した後、横河電機の統合生産制御システム「CENTUM VP」と統合され、実プラントに導入された。現在評価期間中だが、これまでの結果では、外的環境要因(外乱)にもかかわらず、アミンおよび蒸気の使用量を10~15%、電力使用量を約5%削減した。さらに、プロセスの安定性が向上し、オペレーターによる手動介入も大幅に減少している。
https://www.yokogawa.co.jp/news/press-releases/2025/2025-10-29-ja




