横河電機、産業用IoT向け無線ソリューション「Sushi Sensor」に4ch無線振動センサを追加 分離型で設置柔軟性を向上

横河電機は、産業用IoT向け無線ソリューションで、OpreX Asset Managementのラインアップである「Sushi Sensor」XSシリーズについて、新製品として4ch無線振動センサを2026年2月に国内で発売する。
Sushi Sensorは、長距離・低消費電力に長けたLoRaWAN無線通信を搭載した、耐環境性に優れた堅牢な産業用IoTセンサとゲートウェイ、上位システムで構成され、センサにより設備のデータをリアルタイムで収集し、蓄積したデータを可視化することで高度な分析・意思決定を支援する産業用IoT向け無線ソリューション。
新製品は、無線通信・振動測定部と、最大4つまで接続できる振動ピックアップを分離した構造を採用し、振動ピックアップは5mのケーブルで接続するため、設備に応じてそれぞれを最適な箇所に設置でき、無線通信環境が困難な金属に囲まれた設備や、高温になりやすい設備などの監視が可能になる。
1台で最大4チャネルの測定ができ、データの比較分析により故障箇所の特定が容易になる。また、従来の低周波振動に加え、ベアリングやギアなどの高周波振動まで監視対象を拡大。設備の精密診断に必要な時系列の振動波形データも取得できる。
取得したデータは、クラウド型ソフトウェア「広域モニタリングシステム」(別売り)の波形分析機能(2026年3月発売予定)によりFFT解析が可能で、故障原因の特定をサポート。石油、化学、鉄鋼、電力、食品、上下水道などのプラントをターゲットとしている。
https://www.yokogawa.co.jp/news/press-releases/2025/2025-10-30-02-ja



