日立産機、新型オイルフリースクロール空気圧縮機「Gシリーズ」発売 周囲温度45℃での設置に対応

日立産機は、新型オイルフリースクロール空気圧縮機「Gシリーズ」(1.5kW、2.2kW、3.7kW)を発売した。
一般的にスクロール圧縮機は静音・低振動性能に優れるが、使用する環境の周囲温度制限に課題があるのに対し、同製品は、独自の冷却技術と吸排気構造の改善により耐環境性を向上。高温度環境での設置に対応し、従来より5℃高い周囲温度45℃での運転に対応する。さらに新機能「ヒートセーフティーモード」により、周囲温度50℃の条件下でも、自動で圧力を調整しながら運転を継続できる。
設置の自由度も向上し、新開発のパッケージにより右側面と背面のクリアランスが不要な「2面壁ピタ設置」を実現。3.7kWモデルの場合、実設置面積を従来の2.18平方メートルから1.66平方メートルへと23%削減できる。
省エネ機能として「ECOモード」と「低圧シフトモード」を新たに搭載。ECOモードは空気消費量に応じて圧力を自動低減し、消費電力を従来機比約8%削減する。
また、Bluetooth経由でLumadaソリューション「FitLiveコネクトアプリ」での稼働状態監視に対応し、Modbus通信端子台も標準装備する。

https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2025/10/1020.pdf

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