ロボット統計 2025年7~9月期 受注額25.9%増の2219億円 国内不振も輸出が33.8%増

日本ロボット工業会は、2025年7~9月期の産業用ロボット統計(会員ベース)を公開し、受注額は前年同期比25.9%増の2219億円、生産額は20.7%増の2073億円となり、ともに大幅な増加を示した。受注状況では、電子部品実装機が強い伸びを示したほか、マニピュレーティングロボットも垂直多関節ロボットが堅調で、受注台数・受注額ともに5四半期連続の増加となった。
総出荷額も19.8%増の2168億円と好調。しかし国内出荷は額で同16.7%減の418億円と低迷が続き、電気機械製造業向けが12.5%減、自動車製造業向けが25.1%減と主要業種で落ち込んだ。
一方で輸出は33.8%増の1750億円と大幅な伸びを示し、全体を牽引。電子部品実装用の旺盛な需要を背景に、中国やベトナムなどアジア地域で大きく増加。半導体用も好調を維持。北米向けはマテハン用を中心に力強い回復が継続し、欧州向けも9四半期ぶりに増加に転じた。

https://www.jara.jp/data/press/2025/251024.html

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