安川電機、2026年2月期第2四半期決算 減収増益 モーションコントロール改善、ロボットは上期として過去最高売上

安川電機は、2026年2月期第2四半期決算を発表し、売上高は前年同期比0.5%減の2601億9500万円、営業利益は1.8%増の233億3400万円、純利益は4.4%増の188億2700万円となった。
セグメント別売上高は、モーションコントロール事業は1128億円(5.5%減)となり、減収だが増益。ACサーボは、米州・アジアの半導体市場向け販売が減少したが、日本の電子部品市場向けを中心に販売が大きく増加。インバータは、米国で太陽光発電用パワーコンディショナや空調用途向けが堅調だったが、オイル・ガス用途向けが減少した。
ロボット事業は1192億円(6.4%増)で、堅調な設備投資需要に支えられて増収となったが、利益面ではわずかに減益。自動車市場で日本・米州での設備投資計画見直しの影響を受けたが、中国・アジアの堅調な需要に支えられて増加。上期としては過去最高を更新した。
所在地別では、日本と中国、アジアが増収となる一方、欧米では減収となった。
また下期の施策について、開発面で東京ロボティクスの株式を100%取得し、ヒューマノイドロボットのアクチュエーター開発を推進。生産面では北九州の本社地区に竣工したロボット第5工場の本格稼働に向けて分散セルやMOTOMAN NEXTの現場適用を進める。
販売面では、国際ロボット展を活用したAIロボティクス領域の訴求、インド市場でのインバータ拡販、半導体中工程向けのACサーボとロボット受注の拡大を進める。メカトロニクス応用領域の拡大として、アステラス製薬との細胞医療製品の製造で双腕ロボットを活用したソリューション展開の加速と、きゅうりの葉かき・収穫ロボット、いちご選果ロボットの製品化を進めるとした。

https://www.yaskawa.co.jp/ir/materials/br

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