多摩川精機、ジャイロセンサーユニット「TAG320」発売 自動運転や無人の建設・農業機械向け

多摩川精機は、自動運転や無人の建設・農業機械などに使われるジャイロセンサーユニット(IMU、慣性計測装置)について、新製品となる「TAG320」を発売した。
同製品は、3軸のジャイロセンサー(角速度センサー)と3軸の加速度センサーを搭載し、それぞれのセンサーから得られるデータを用いて物体の姿勢や位置、速度などを計測し、建設・農業機械の自動化や無人搬送車、ロボットなど幅広い分野で活用される計測装置。新たに内蔵センサーを刷新し、従来モデルと同等の精度で低価格を実現した「普及モデル」と、同等の価格でより高い精度を持つ「高精度モデル」の2種類をラインナップした。サイズは83×47.9×20mmで、重量は約50g。ケース形状、コネクタ、防水防塵、通信インターフェースは従来モデルと同じで、互換性がある。
設計・開発・製造は八戸第二工場(青森県八戸市)で行い、2028年には生産数を従来モデルの3倍に、2030年以降は5倍以上にする販売目標を掲げている。
