オムロン、溶接工程向け高耐久近接センサ「E2EW」発売 鉄・アルミ混在ラインに対応

オムロンは、自動車業界などで需要が高まる鉄とアルミの混在生産ラインに対応した、溶接工程向け近接センサ「E2EWシリーズ」を発売した。
従来のフルメタル近接センサは検出距離が短いという弱点があったが、同製品は、従来比約2倍の長距離検出を実現し、ワークとの衝突リスクを低減し、さらに一定距離を離しても検出ミスが発生せず、余裕のある自由度の高い設置が可能。また鉄とアルミを同じ検出距離で安定して検知ができ、ワークの材質ごとにセンサを変更したり、設置位置を調整したりする手間が削減できる。
また、スパッタが付着しにくいフッ素樹脂コーティングと堅牢なフルメタルボディにより、過酷な溶接環境下でも長寿命を実現。スパッタ耐性を高める独自技術も搭載し、センサ交換や清掃の頻度を大幅に削減する。
さらにIO-Linkに対応し、検出量や温度データを収集し、日々の設備条件の変化を把握でき、メンテナンス管理と予知保全を可能にし、突発的な停止を防ぐことができる。

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