THK、複雑な形状にフィットする「次世代マルチ吸着ハンド」発売 自動車部品向けに用途拡大

THKは、複雑な形状をしたワークの吸着に適した、自動車部品業界向け「次世代マルチ吸着ハンド TNH08-V09」を発売した。
複雑な形状のさまざまな部品を生産ラインに流すには、従来はロボットハンドの段取り替えのサイクルタイム短縮が課題だった。それに対し同製品は、モジュール化した本体に吸着パッド付きの中空シャフトを9本備え、ワークの形状にフィットしながら吸着。ハンド1つあたりの可搬質量は7kgで、独自のクイッククランパーエレメント技術によってワークを安定した姿勢で搬送できる。1つのハンドで多品種のワークに対応できるため、ハンド交換が不要となり、段取り時間を削減できる。
また複数のハンドを組み合わせることでバンパーやランプ類といった大型部品を持ち上げることも可能。
センサを搭載することで、ワークの検知や吸着状態の監視にも対応する。
https://www.thk.com/jp/ja/news/products/article-10092025-1.html
