NEDO、ロボットのソフトウェア開発基盤構築を支援 3件の開発テーマを採択
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、ロボットの活用領域を拡大するためのソフトウエア開発基盤の構築に向けた研究開発事業を開始し、3件の研究開発テーマを採択した。
従来のロボットシステムは、ハードウエアごとにプログラム言語が異なるなど新規開発者が参入しにくく、現場への導入もコストや難易度の高さが課題だった。それに対し同事業では、オープンなソフトウエア開発基盤を構築し、多様な開発者が参入できるようにする。
採択された3件の研究開発テーマは、産総研やパナソニックなど8社による「ロボットSI効率化に向けた品質・信頼性・安全性強化型ソフトウェア開発基盤の構築」と、川崎重工業、安川電機、ダイヘン、ヤマハ発動機など7社による「SI効率化と多彩なロボットシステムの創出を実現する共創基盤開発」、竹中工務店、Kudanら5社による「建設市場のロボティクス分野におけるソフトウェア開発基盤の研究開発」。2025年度から27年度にかけて約103億円を投じて実施する
また連携事業として、ロボットのシステムインテグレーションを効率化する汎用モジュールを開発し、優れたモデル事例を創出する「デジタル・ロボットシステム技術基盤構築事業」でも4件のテーマを採択。両事業を通じて製造や建設など多様な産業へのロボット普及を加速させる。
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