安川電機、可搬質量10kg、最大リーチ1101mmの多用途適用型小型ロボット「MOTOMAN-GP10」発売

安川電機は、多用途適用型小型ロボット「MOTOMAN-GPシリーズ」の新ラインアップとして、可搬質量10kg、最大リーチ1101mmの「MOTOMAN-GP10」を発売した。労働力不足が深刻化する中、物流や三品市場（食品、化粧品、医薬品）といった一般産業分野での自動化ニーズに対応する。
同製品は、従来機種MOTOMAN-GP7/GP8の省スペースや軽量さを継承し、同一の設置面積ながら、可搬質量10kg、最大リーチ1101mmと可搬重量と動作領域を拡大。スリムなアーム構造とモータ・ケーブルを内蔵したフルカバー構造によって周辺機器との干渉を低減し、既存施設への新規導入や大量生産施設への省スペース設置ができ、さらにAGV・AMRへの搭載にも適している。
また高精度な動作を実現するため、最適モータと減速機を採用し、トポロジー解析手法によるアームの高剛性と軽量化も両立し、小型機種で初となる絶対精度補正機能を標準採用して軌跡精度を向上。また、マニピュレータ全体で保護等級IP67の防じん防滴性能を有し、マシンテンディングや洗浄など過酷な環境下での使用が可能となっている。
標準仕様でイーサネットケーブル（Cat6A対応）を内蔵し、ビジョンシステムなど多様なアプリケーションに対応可能となっている。