- FA業界・企業トピックス
- 2021年4月23日
アズビル、2025年度1Q決算 減収増益 AA事業は国内PA市場が堅調
アズビルは、2026年3月期第1四半期決算を発表し、売上高は620億5300万円(前年同期比5.3%減)、営業利益は70億6200万円(22.1%増)、純利益は51億8500万円(6.2%増)。受注高は、ライフオートメーション(LA)事業が、前連結会計年度にアズビルテルスター有限会社の出資持分を譲渡した影響から大きく減少し、売上高も同様にLA事業が大きく減少した。営業利益は、価格転嫁も含めた収益力強化施策に大きく改善した。
セグメント別では、BA事業の受注高は、海外事業が伸長した一方、複数年サービス契約の更改が少なかったことから微減だったが、売上高は、堅調な市況により新設建物向け分野の伸長と、負荷平準化の取組みの進展によりサービス分野が増加して2.1%増の295億100万円。セグメント利益は58.7%増の25億8700万円となった。
AA事業は、受注高は国内PA市場が堅調な一方でFA市場の回復が遅滞し、海外PA市場が前連結会計年度末で行的な大型発注がなされたことから減少し、売上高はほぼ前年同水準の248億8500万円。セグメント利益は10.0%増加の43億1200万円となった。
LA事業は、アズビルテルスター譲渡による影響により大きく減少し、売上高は33.5%減の80億4300万円。セグメント利益は32.1%減少の1億7100万円となった。
通期業績予想に変更はなく、売上高は1340億円、営業利益は152億円、純利益は103億円としている。
