ロボフレ環境整備の状況統計 ロボットとエレベータ連携施設が増加

ロボットが活動しやすいロボットフレンドリーな環境構築を推進するロボットフレンドリー施設推進機構(RFA)は、ロボットがエレベータと連携して動くためのシステムの導入の状況に関する統計をまとめた。
統計は同機構会員内外の企業を対象としたアンケート集計結果をまとめたものとなっており、ロボットとエレベータが連携するシステムを導入したロボットフレンドリーな環境整備は、2019年に策定された「ロボットによる社会変革推進計画」を契機に取り組みがはじまり、特にRFAが発足した2022年前後から急激に増加している。2017年に導入した施設数は3だったが、2021年は10件、2022年は44件と急増し、2023年は51件、最新の2024年では74件が新たにロボットとエレベータ連携システムを導入した。
エリア別では、東名阪での導入が先行し、2024年の全74件のうち、東京が29件、中部が14件、大阪が13件と大都市圏で導入が進んだ。
建物のタイプ別では、オフィスが35件と最も多く、工場が14件で続いた。ロボットのタイプ別では、搬送が34件、清掃が30件、警備が20件となっている。
