ニデック自動車モータ（浙江）、中国浙江省初の「先進レベルのスマート工場」に認定

ニデックの子会社であるニデック自動車モータ（浙江）は、中国工業・情報化部が推進する「2025年度スマート工場の段階的育成制度」に基づき、浙江省政府より同省内で初の「先進レベルのスマート工場」に認定された。同社は2024年1月に「省レベルのスマート工場」に認定されており、今回はさらに上位の評価を受けた。
浙江省が定める「先進レベルのスマート工場」は、スマート製造設備や産業用ソフトウェア・システムを導入し、生産設備と情報システムの相互接続により、製造プロセス全体の効率向上や事業モデル革新を目指す工場を指す。この実現には、生産・経営データの相互共有、重要な生産プロセスの精密制御、生産と経営の協調管理を行い、さらにデジタル化とスマート化を活用したアプリケーションを重要な場面で展開することが求められる。
同社は、生産、経営、物流、開発の各分野で統合を進め、多方面での転換とアップグレードを実施。具体的な取り組みとして、クラウドコンピューティングとコーポレーション・マネジメント・プラットフォームの導入によるデータ共有と協働作業の促進、インテリジェント倉庫（インテリジェントな立体自動倉庫）の構築による倉庫自動化レベルの大幅向上、AIやスマートセンサー、SAP、MES、WMSシステムとスマート生産設備、AGVの連携による人と機械の協調作業、ビッグデータ分析とAIを活用した生産計画の最適化や設備故障予測、製品品質向上などを実施している。

https://www.nidec.com/jp/corporate/news/2025/news0702-02