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- 2012年6月27日
川崎重工、医薬・医療向けロボット「MC006V」を発売

川崎重工業は、医薬・医療向けの6軸垂直多関節ロボット「MC006V」を発売した。医薬品製造現場における作業ミス、微生物や異物混入、高薬理活性医薬品取り扱いによる曝露対策など自動化・無人化ニーズに対応する。
同製品は、2013年から販売されている「MCシリーズ」の最新機種となり、医薬品製造の清浄度基準であるGMPグレードAおよびBの高クリーン環境での使用を想定し、ISO 14644-1に準拠したクラス5相当にも対応。最大可搬質量は6kgで、動作速度も最速化、最大リーチは610mmに拡大。保護等級IP67相当の防水防塵性能と滑らかなボディにより、薬品でのクリーニング作業も容易となっている。
また、製薬設備の除染に用いられる過酸化水素ガス(VHP)への高い耐薬品性を有し、VHPを繰り返し使用する環境にも対応。
ツール用ケーブルをロボット先端まで内蔵することで、周辺装置との干渉を最小限に抑え、アイソレータなどの狭い空間への設置も可能となっている。
