
地域の人手不足解消に向けて、オールジャパンでロボット導入支援を加速させることを目的とした「全国ロボット・地域連携ネットワーク(RINGプロジェクト)」が発足し、6月30日に設立総会が開催された。
国内で深刻化する人手不足に対し、ロボット活用は解決の切り札と期待されているが、中小企業などでは専門的な知見や経験の不足から導入が進まない課題があった。それに対し同プロジェクトは、経済産業省と自治体、地域の支援組織、ロボット関係機関などが連携する協議会として、全国のロボット道入支援のノウハウを共有し、効果的な支援体制を構築することで、全国の各地域でのロボット導入を強力に推進する。
主な活動内容は、各地域でのロボット導入支援のサポート、ロボットコーディネータの育成、地域の社会課題解決に資するロボットシステムコンテストの実施、ロボット導入の機運を醸成するイベントの開催などを計画している。
設立総会には157名が出席し、2025年6月末時点で28地域、5団体を含む33団体が会員として参画。事務局はロボット革命・産業IoTイニシアティブ協議会(RRI)が務める。