オートメーション新聞N0.403を発行!24年度のFA・制御機器市場まとめや主要各社の24年度決算など掲載中

クラボウ 3Dビジョンセンサ「Kurasense-C300FX」束ねられたケーブルから1本を正確に認識【ロボット特集】

クラボウ環境メカトロニクス事業部は、ケーブルなどの柔軟な線状物の形状を高速で認識できる高速3Dビジョンセンサ「KURASENSE(クラセンス)」の新機種「Kurasense-C300FX」を発売した。
同製品は、同社の強みである高速画像処理技術と3D計測技術を活かし、従来のビジョンセンサーでは困難だった柔軟物・不定形物の認識に特化した3Dビジョンセンサ。電子部品の組み立てや医療機器の製造、ワイヤーハーネスの製造・組付け、はんだ付け工程など、これまで人手に頼らざるを得なかった工程の自動化を実現し、ロボットの「目」と「脳」として活用されている。
新製品は、複数のレーザー照射による線状物の認識技術を向上し、束の中から特定の1本のケーブルを識別し、その把持位置を正確に認識できる独自技術を採用。これまで極めて困難とされてきた、束で置かれた複数の線状物の中から特定の1本の把持位置を正確に認識する機能を実現。ケーブル等の線状物だけでなく、コネクタや小さな部品の認識にも優れており、これによりワイヤーハーネス製造やはんだ付け作業といったより繊細で複雑な工程の自動化が可能となり、主に自動車や電子デバイス製造業界における製造工程の自動化に適している。
製品は、センサーヘッドとコントローラーで構成され、価格は320万円となっている。

https://www.kurabo.co.jp/el/kurasense