オートメーション新聞N0.403を発行!24年度のFA・制御機器市場まとめや主要各社の24年度決算など掲載中

伸和コントロールズ、長崎県大村市に生産性2倍のスマート・ファクトリー建設へ

精密温調装置などを手掛ける伸和コントロールズは、長崎県大村市に新工場「九州事業所」を建設する。稼働開始は2027年1月を予定しており、事業投資額は約80億円。
新工場は、半導体・FPD業界の需要拡大に備えて生産能力を増強し、信頼性の高い製品を迅速に提供できる体制の構築を目的とし、「生産性の高い工場プロジェクト」と題した生産工程のDX(デジタルトランスフォーメーション)化とBPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)活動の成果を導入することで、既存工場比で約2倍の生産能力を持つスマート・ファクトリーとして稼働する計画。
具体的には、独自開発の生産支援システムを中心に在庫管理やエネルギー管理システムを統合し、生産工程の見える化と自動化を実現。また、業務プロセス全体を見直すことでデータドリブンな意思決定を可能にし、効率的な生産体制を構築する。さらに、太陽光発電や高効率設備の導入、工場エネルギー管理システム(FEMS)による電力使用量の最適化など、環境に配慮した持続可能な工場運営を目指す。
新工場の建設用地は、大村市雄ケ原町の第2大村ハイテクパーク内で、敷地面積は約4万0828平方メートル、延床面積は約8900平方メートル。

https://www.shinwa-cont.com/case/2025/04/23/65

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