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横河電機、統合生産制御システム「CENTUM VP R7」発売 安定操業の実現と自律化の範囲拡大

横河電機は、統合生産制御システム「CENTUM」の最新版となる「CENTUM VP R7」を発売した。
「CENTUM」は、同社が世界で初めて発表した分散形制御システムで、今年で50周年を迎える。第10世代目となる同製品は、「操業の自律化の促進」をコンセプトとし、制御・操作監視範囲の拡大、予兆検知、経験知とAIを融合したプラント操業により、エネルギー効率改善、脱炭素の加速、安全安心な労働環境を提供し、顧客のサステナビリティ貢献を目指す。
今回発売するCENTUM VP R7.01は、操業の自律化に向け、安全安心を担保した状態でのAI活用に向けた基盤構築を進め、セキュリティを大幅に強化。業界のセキュリティベンチマークに対応し、制御システムを構成するコンポーネントのサイバーセキュリティとシステム全体としてのセキュリティレベルを向上。CENTUMにOPC UAクライアント機能を追加し、OPC Unified Architecture (OPC UA) 接続によりCENTUMの制御と操作監視の対象となるプラント内設備・機器を拡大した。
また、プラント内に点在する各システムを統合し、操業の全体最適を図るために、CENTUMに関わる複数のエンジニアリングデータベースを結合してテストする機能を提供。エンジニアリングを高品質で高効率に行えるようになり、新規と既存プラントの早期立ち上げ・再稼働を可能にした。
石油・天然ガス、石油化学、化学、鉄鋼、電力、水処理など各種プロセス産業を対象とし、プラントや製造装置の運転監視・自動制御といった用途を想定している。

https://www.yokogawa.co.jp/news/press-releases/2025/2025-06-03-ja

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