
横河電機の分散形制御システム「CENTUM」が50周年を迎えた。
CENTUMは、それまで集中制御が主流だったプラント操業システムに対し、1975年6月に世界で初めて分散制御を取り入れた制御システムとして発表。プラントを大きな1つの塊から小分けにして制御する新しい概念を打ち出したことで生産性と安定性向上の道を開き、かつその後のプラント制御の進化の方向性を作った画期的な制御システム。スマートプラントやスマートファクトリー、DXやIoT、ITとOT融合といった現在のプラントや工場トレンドにつながっていく基礎、土台となっている。
これまでに石油精製や石油化学、高機能化学、繊維、鉄鋼、医薬、食品、水、電力、ガスなどプロセス産業を中心に、100カ国、累計3万以上のシステムが採用されている。
また50周年に合わせ、10世代目となる最新モデル「CENTUM VP R7」をリリース。最新モデルは「操業の自律化」をコンセプトとし、自動化から自律化という次の進化への第一歩として位置付けている。