ルネサス エレクトロニクスは、128MBの大容量DDR3L SDRAMを内蔵した64ビットマイクロプロセッサ（MPU）「RZ/A3M」を発売した。
同製品は、最大動作周波数1GHzのArm Cortex-A55コアと128KBのオンチップSRAMに加え、新たに128MBの高速DDR3L SDRAMを1チップに集積。外部メモリとの高速インタフェース設計を不要とし、プリント基板上の配線ノイズも低減でき、HMI設計の容易化と開発期間の短縮が可能。また設計が容易で安価な2層プリント基板の使用を可能にするBGAパッケージの採用や、安価な大容量NANDフラッシュメモリにも対応し、システムコストの低減も図れる。
最大1280×800ピクセル、30フレーム/秒の滑らかなアニメーション表示が可能で、家電、産業・OA機器、医療端末、ビルディングオートメーション機器など、高品位なリアルタイムグラフィックスやカメラ映像表示が求められる用途に適している。
